こんにちは、涼パパ(すずぱぱ)です!
今年の夏、ホテル雅叙園東京が誇る東京都指定有形文化財〈百段階段〉で開催中の
『和のあかり×百段階段 2025 ~百鬼繚乱 ~』 に行ってきました。
階段を上るたびに世界観がガラッと変わる 7 つの部屋。
個人的 No.1 は、百鬼夜行がテーマの「静水(せいすい)の間」です。可愛さと幻想感が同居していました。
しかも雅叙園は 2025 年 10 月 1 日から一時休館予定とのこと。この企画展が終わったら、しばらく百段階段そのものに入れなくなるかもしれません。
この記事でわかること
- 百段階段ってどんな場所?
- 各部屋の見どころ
- 見学にあたっての注意事項
今回の企画展の概要を知りたい方や行こうか迷ってる方は是非ご覧ください。
「和のあかり×百段階段2025~百鬼夜行~」とは
「鬼」をテーマにした特別展示

東京都目黒区にあるホテル雅叙園東京。
ホテル内にある東京都指定有形文化財が「百段階段」です。
1935年(昭和10年)に建てられたホテル雅叙園東京で唯一の木造建築。長い階段廊下で豪華絢爛な7部屋を繋いでいます。
今回の企画展は「鬼」がテーマ。
それぞれ7つの部屋でテーマが分かれており、の作家さんの作品が展示されています。
会期・営業時間・料金
「和のあかり×百段階段2025〜百鬼繚乱」
会期・営業時間・料金です。
会期
2025年7月4日(金)〜9月23日(火・祝)
営業時間
11:00〜18:00(最終入館17:30)
※8月16日(土)は17:00(最終入館16:30)
料金
【一般】1,800円
【大学生・高校生】1,200円
【中学生・小学生】800円
※要学生証・未就学児無料です。
私が訪問した日曜日は開場前から列ができていたので、事前のチケット購入がおすすめです。
予約ページ:ホテル雅叙園東京公式HP
アクセス
電車
目黒駅(JR山手線・東急目黒線・東京メトロ南北線・都営三田線)より3分
ホテル雅叙園東京「百段階段」
シャトルバス
【JR目黒駅発】11:00〜21:00の毎時5、25、45分発
土日は9:00より運行
【JR品川駅発】13:25、14:25、15:25分発
目黒駅から雅叙園まではかなり傾斜のある坂を通るのでシャトルバスを使うのがおすすめです。
百段階段はホテル雅叙園東京の入り口すぐです。
正面玄関

入ってすぐのオブジェを左へ

チケット売り場

各部屋の見どころ
エレベーター

エレベーターを使って会場まで行くのですが、そのエレベーターとても豪華です。
写真は撮れなかったのですがエレベーターの内装の螺鈿細工ですでに満足度が高いです。
百段階段
ながーい階段廊下です。
目黒駅から歩いてきた方にはわかるかもしれませんが、目黒駅から雅叙園までは傾斜のきつい行人坂があります。この急な坂道沿いに建てているため階段廊下なのだそう。

100段と思いきや「99段」

百段階段という名前ですが実際は99段。未完の美学で完璧な数字より発展性のある数字にしたという展示ボードの説明にロマンを感じました。
この「99段」の階段の途中にそれぞれ7つの部屋があります。
見どころは後述しますが、それぞれ趣向の異なる部屋が並んでいます。
1つ目の部屋「十畝(じっぽ)の間」

最初の部屋は十畝(じっぽ)の間。
頭が動物の不思議な人形が展示してあります。


マネキンの男女の先に黒いのれんがあります。潜った先には動物の頭をした不思議な動物がいます。
「人間の世界から鬼の世界へようこそ!」と言わんばかりの演出です。
2つ目の部屋「漁樵(ぎょしょう)の間」

続いて、2つ目が漁樵(ぎょしょう)の間。
展示は鬼をモチーフにした青森ねぶた。この部屋が一番の見どころだと思います。

部屋の装飾と相まってものすごい迫力です。
3つ目の部屋「草丘(そうきゅう)の間」

3つ目の部屋は草丘(そうきゅう)の間。テーマは鬼の住処とのこと。


写真の作品のほかに鬼火をモチーフにしたような照明を使った作品が展示してありました。
4つ目の部屋「静水(せいすい)の間」

4つ目は静水(せいすい)の間。テーマは百鬼夜行で鬼の日常だそう。個人的に一番好きな部屋です。可愛らしい鬼たちのオブジェがたくさん。


テーマに沿ったBGMが流れているのですが、BGMも可愛らしく楽しい気持ちになります。
5つ目の部屋「星光(せいこう)の間」

5つ目の部屋は星光(せいこう)の間。


この部屋のテーマは酒呑童子です。
酒呑童子は宴で毒入りの酒を呑み、弱ったところを源頼朝に討伐されるという逸話があります。討伐した剣がのチーフの作品もあったため、この部屋では鬼の討伐を表しているようです。
6つ目の部屋「清方(きよかた)の間」

6つ目の部屋清方(きよかた)の間。
テーマは桃源郷で鬼のいなくなった世界を表現しているそうです。


美しい作品がたくさんありました。
7つ目の部屋「頂上の間」

最後の部屋頂上の間。金魚や鯉の作品がたくさんあります。


テーマは現世の平穏。鬼との長い戦いを終えて金魚やにしきごいが泳いでいる様子だそう。
行って良かったポイント・注意点
行ってよかった:様々な世界観が楽しめる。
7室・7テーマそれぞれの異なる展示で飽きません。百段階段そのものもかなり見応えがあります。私たちは雅叙園に宿泊しておりチェックアウトの関係で、40分程度しか見れていませんがとても満足度が高かったです。
注意点:ベビーカー等での入場ができない。
百段階段は、その名の通りながーい階段廊下です。
ベビーカーは入れないため小さいお子さんと入場する時は抱っこ紐が必須です。
最後に
ミュージアムショップで絵本を買いました!

ミュージアムショップに作家さんの商品が販売してあります。私たちは4つ目の静水(せいすい)の間に作品が飾られていた、瀧下和之さんの絵本を買いました。
2025年10月1日から雅叙園がしばらく休館し、営業再開日は未定とのこと。
しばらく百段階段を見れなくなる可能性もあります。
もし訪問を迷われている方がいれば、是非行ってみてください!
とってもよかったですよー
和のあかり×百段階段2025〜百鬼繚乱〜
会期:2025年7月4日(金)〜9月23日(火・祝)
営業時間:11:00〜18:00(最終入館17:30)
※8月16日(土)は17:00(最終入館16:30)
予約ページ:ホテル雅叙園東京公式HP
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